『ウッタラジャーヤー』(抄) 第16章 梵行達成の条件 16・17より
変わることのない恒久かつ永久なこの法(ダルマ)は、勝者(ジナ)によって宣言された。これ(法/ダルマ)によって人々は成就者となった。また他の人々は今成就者となり、将来成就者となるであろう。
〈沈思黙考〉
勝者が説いたことを実践することで、また他の人々は今成就者となり、将来成就者となるであろう
〈応用・適用・活用〉
修行僧はその道を歩み成就するのに、『梵行達成のための10の条件』を完璧に守らなければならない。それほどまでに自己コントロールは難しく、カルマの浄化は困難なのだ。それほどに困難なのだから、開き直って
- 「ちょっとずつやっていけばいいや!」
と気長に取り組んでいけばよいと思う。
自己コントロールやカルマに向き合うことに関しては、修行僧にとっても必須だし、10の条件を為すためにも必須だし、ヨガをやるうえでも大切な原則であり、日常にも適用・応用できる三防護(グプティ)が非常に参考になる。真言密教でいえば三密(身口意)に近いものと考えてよいかと思う。
- 瞑想や学習などにおいて感官の享楽から心を護ること(意)
- 沈黙を誓願することによって悪言を発することを妨げること(口)
- 罪深い行為をなすなすことから身体を制御し妨げること(身)
これらの実践は、俗人レベルの私のような者でも、日々少しずつ積み重ねていきたい行いである。自分の真の人生を、少しでも良いから成就していくために。自分の天分を知り、天分に生きていくため。自分のポテンシャルを存分に発揮していくために。だから、
- 欲望にふけらないように気を付けていこう!
- 口を慎み、口は善良のために活用していこう!
- 悪い行いから自分を遠ざけるように気を付けていこう!
- いつも「アヒㇺサー(非暴力・不殺生)」と心にとどめて生活していこう!
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