『ダサヴェーヤーリヤ』 第9章 教導あるいは礼節に対する集中 第3節 9・3・12より
同様に、若者であれ老人であれ、女性であれ男性であれ、出家者であれ在家者であれ、軽蔑すべきでない。そしてまた、非難すべきでない。その原因である頑固さと怒りを放棄するのであれば、彼は尊敬に値する人である。
〈沈思黙考〉
若者であれ老人であれ、女性であれ男性であれ、出家者であれ在家者であれ、軽蔑すべきでない
〈応用・適用・活用〉
どんな者も軽蔑したり非難したりすべきではない。相手をぞんざいに扱うのは、
- 頑固さ
- 怒り
が主な原因だ。
だから、
- 頑固さを放棄していこう!
- 怒りを放棄していこう!
頑固さや怒りを放棄するには、確固たる目的地があると良い。あるいは、目的地にどのように向かっていくかの指針を明確に持つのも良いと思う。例えばその指針として
- アヒㇺサー(非暴力・不殺生)
などは適しているかと思われる。9・3・9にこうある。
背後からの非難・面前での傷つける言葉・決めつけることと不快さをもたらす言葉を常に話さないならば、彼は尊敬に値する人である。
だから、
- 相手への非難を放棄していこう!
- 相手を前にして傷つける言葉を放棄していこう!
- 決めつけること、つまり正しいと自我を通すことを放棄していこう!
- アネーカーンタ、つまり「ある面からは正しいかもしれないが、ある面からすると正しいとは言えないかもしれない」という非独善の立場を常にとっていこう!
- 不快な言葉は放棄し、自他が生き生きとしてくる言葉を使うようにしていこう!
- 以上をできるだけ誰にも平等に実践していこう!
シュラバナベラゴラのバーフバリ象。約12か月間の立位のカーヨーッツァルガ(罵られたり犬にかまれたりなどいかなる刺激に対しても反応もせず身体を放棄する瞑想)によって悟られた。脚や腕にツタが絡まっている
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『ジャイナ教聖典選』(国書刊行会)
★このブログの目的は、
- プレークシャー瞑想やそのバックグラウンドについて研究すること
- 研究したことをプレークシャー瞑想やヨガの指導に反映させ、受講者により良いものを提供していくこと
- 聖典の内容を自分なりにどう日常へ適用・応用していくかを練っていくこと
- ジャーナリングを通じて自分自身と対話し、心・身・魂をととのえること
などです。
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