『ダサヴェーヤーリヤ』 第8章 正行による抑制 8・36より
怒り・慢心・欺瞞・貪欲は、悪を増大させる。しかし、自己の利益を望んでいる人は、四つの誤りを吐き出すべきである。
〈沈思黙考〉
自己の利益を望んでいる人は、四つの誤りを吐き出すべきである
〈応用・適用・活用〉
自己の利益を望む、つまり恐れも不安も苦しみもない自由な境地にたどりつきたかったら、4つの誤りを吐き出すこと。4つの誤りとは
- 怒り
- 慢心
- 欺瞞
- 貪欲
といった感情(激情)のことで、これらが様々な過ちを引き起こし自他を傷つけ苦しめる。またそれらを繰り返してしまう。8・37によると、4つの激情は以下のように働く
- 怒り→親愛を消滅させる
- 慢心→礼節を消滅させる
- 欺瞞→友人たちを消滅させる
- 貪欲→すべてを消滅させる
これは他人や他物に対して働くとも見えるが、実は自分の内側に対して働く誤りだと思う。自分自身の内側にある純粋な魂への親愛・礼節を消滅させ、魂という名の真の友人、またすべての生きものの内にある魂たちを傷つけ魂同士の平等で平和な友人関係を消滅させ、すべてを消滅させてしまうのだろう。では、どうすればよいのか?8・37にこうある。
怒りを平静さによって打ち砕くべきである。慢心を穏やかさにより克服すべきである。そして、欺瞞を真直ぐな状態によって、貪欲を満足に基づいて克服すべきである。
だから、
- 平静を保っていこう!
- 穏やかさを心がけていこう!
- できる範囲で真っすぐに生きていこう!自分に嘘をつかないようにしていこう!
- この身一つあることこそがありがたく、まずはそれに感謝し満足していこう!
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『ジャイナ教聖典選』(国書刊行会)
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