『ダサヴェーヤーリヤ』 第7章 言葉の清浄さ 7・55~7・56より
言葉の諸々の汚さと美しさを知るべきである。そして、その汚い言葉を常に避けるものであり、六生類に対して自制し、沙門行において常に注意する悟った人は、利益ある順従な言葉を言うべきである。観察してから話し、感官をよく集中し、四つの汚濁を除き、拠り所をもたない人は、以前に作られた邪な汚れを振り払い、この世と同様にあの世を完成する。
〈沈思黙考〉
言葉の諸々の汚さと美しさを知り、その汚い言葉を常に避けるべきである
〈応用・適用・活用〉
言葉は人間たるゆえんともいえる、人間に特徴的な特別な機能だ。その言葉の汚さと美しさを知ったうえで言葉を清浄にせよということ。普段何気なく使っている言葉がカルマを生み出す一大原因となっている。無意識に使っているからこそ、
- 常に注意
し、自他にとって
利益ある従順な言葉を使うべきである。
そのためには、
- 観察してから話すこと
- 感官をよく集中すること
- 四つの汚濁(怒り・慢心・欺瞞・貪欲)を除くこと
- 拠り所を持たないようにすること
だ。このように、美しい言葉を使い言葉を清浄にするということは、自制し自他を傷つけないように(アヒㇺサー/非暴力・不殺生)してカルマを生まないようにし、同時に過去のカルマを振り払うとということ。つまり、この世とあの世を完成させるということ。だから、
- 「それって本当かな?」と一息置いてから話すことを心がけていこう!
- 言葉を発する前や発しているとき、あるいは発した後に起こる内的感覚をよく観察していこう!
- 「感情に任せて言葉を使っていないか?」と考えていこう!
- 他のせいにしないようにしていこう!
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- プレークシャー瞑想やそのバックグラウンドについて研究すること
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- 聖典の内容を自分なりにどう日常へ適用・応用していくかを練っていくこと
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