『ダサヴェーヤーリヤ』 第4章 六種の生類(=霊魂)に関わる法の制定 4・23より
独存者・勝者として世界と非世界とを知るとき、意・口・身の働きが抑止されて、不動に到達する。
〈沈思黙考〉
独存者・勝者として世界と非世界とを知るとき、意・口・身の働きが抑止されて、不動に到達する
〈応用・適用・活用〉
プレークシャー瞑想の技法にカーヨーッツアルガというのがある。身体の完全リラクゼーションのための技法であり、身体が完全にリラックスした状態も指す。第1段階目の技法であるが、ある意味結論めいているところもある。もちろん一般的にいう「リラックス状態」も目指すが、もっと深い意味がある。完全リラクゼーションの意味は、肉体を去った状態、すなわち不動にして悟っていて解脱しているということだ。だからある意味結論めいている。解脱とは何の束縛もしがらみもない自由な状態のことだ。だから、カーヨーッツアルガ(身体の完全リラクゼーション)という技法は、自由を目指すために取り組むといっても良い。
ヨガにシャバーサナというポーズがある。屍のポーズという意味だ。やはりこれも究極のリラクゼーションといってよい。ヨーガスートラの言葉を借りるなら、「心の作用を止滅させる」ということにも通じるだろう。ヨーガの目指すところであり、日常に適用したり応用すれば、要らぬことに心を奪われず、あるいは称賛や罵詈雑言、好都合なことや不都合なことなどにいちいち反応せず、自分の生き方を全うしていく、などどいえる。
独存者とか勝者というのは、こういった自由な者たちをいう。反応せず自由に生きるということは、俗的な世界に生きる者にもある意味大きな課題かと思う。私自身も余計な感情に左右されずに平安に生きることができれば、これこの上ない。であればこういう者に近づくために、逆に、日常に不動の状態をつくる練習を設けるのも一考の価値ありではないか?だから、
- 瞑想していこう!
- 毎日のカーヨーッツアルガ(身体の完全リラクゼーション)技法を継続していこう!
- 意・口・身の働きをコントロールしていこう!
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『ジャイナ教聖典選』(国書刊行会)
★このブログの目的は、
- プレークシャー瞑想やそのバックグラウンドについて研究すること
- 研究したことをプレークシャー瞑想やヨガの指導に反映させ、受講者により良いものを提供していくこと
- 聖典の内容を自分なりにどう日常へ適用・応用していくかを練っていくこと
- ジャーナリングを通じて自分自身と対話し、心・身・魂をととのえること
などです。
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