『ダサヴェーヤーリヤ』 第3章 低劣な行い 3・15より
以前の業(カルマン)を苦行と自制により滅して、最勝の成就に到達した聖人は、完全に静まったものとなる。
以前の業(カルマン)を苦行と自制により滅して、最勝の成就に到達した聖人は、完全に静まったものとなる。
〈沈思黙考〉
完全に静まったものとなる
〈応用・適用・活用〉
それまでの行いや過ちを、すなわちカルマを滅ぼすことで勝利者となったものは、完全に静まったものとなる。つまり、何の苦しみもない自由なものとなる、ということだ。自由になるためには、3・10にあるとおり、
自制に専心し、身軽なものとして過ごす。
ことだ。自制に専念し、身軽なものとして過ごすとはどういうことか?それは3・11にある。すなわち、
五漏が何を原因とするかをよく知ってそれを離れ、意・口・身 の三つを防護し、六種の生類に対して自制し、五つの感官を制御し、堅固で真直ぐに見る
のだ。
- 五大誓戒、すなわち、アヒㇺサー(非暴力・不殺生)・サッティヤ(不妄語)・アチャォーリヤ(不盗)・ブラフマチャリヤ(不邪淫)・アパリグラハ(無所有・無執着)を守り、これらに関わるカルマから離れる
- 意・口・身の活動に注意を払い余計なカルマを生まないようにする
- アヒㇺサー(非暴力・不殺生)を徹底する
- 感覚器官を制御し、反応しないようにする
- 目的地を明確に持ち、真実に生きる
といったところか。。。こうして自制し身軽なものとして過ごしながら、その過ごし方によって過去の行いによって縛られている自分を解放していくのだ。
悩みや苦しみ、不都合や不具合などの奥深い原因は、自分自身の内に在る。自分を変えたいなら、自分自身を通じて自分を観るしかない。自分をととのえるのは他人でもなく他物でもなく、他ならぬ自分自身だ!だからこそ、
- 瞑想していこう
- 自分の内に在る原因を観ていこう!
- 原因を観るためにも、身軽になっていこう!
- 身軽になるためにも、余計なカルマを生まないようにしていこう!
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『ジャイナ教聖典選』(国書刊行会)
★このブログの目的は、
- プレークシャー瞑想やそのバックグラウンドについて研究すること
- 研究したことをプレークシャー瞑想やヨガの指導に反映させ、受講者により良いものを提供していくこと
- 聖典の内容を自分なりにどう日常へ適用・応用していくかを練っていくこと
- ジャーナリングを通じて自分自身と対話し、心・身・魂をととのえること
などです。
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