『アーヤーランガ』第1篇 第8章 解脱の手段 第6節8・6・1より
…幸いなる方が説いたこのことをその通りに会得した後、あらゆる面で完全に、他ならぬ正しい状態を理解するべきである。「私は孤独である。私に属するものは何も存在しない。そして私は何にも属していない」と、このように考えるとする。このようにして彼は、己が孤独であることを理解するべきである。軽快な状態にみずからを向かわせるならば、彼は苦行を備えているのである。幸いなる方が説示したこのことをそのとおりに会得した後、あらゆる面で完全に、他ならぬ正しい状態を理解するべきである。
〈沈思黙考〉
「私は孤独である。私に属する者は何も存在しない。そして私は何にも属していない」と理解し、軽快な状態にみずからを向かわせる
〈応用・適用・活用〉
私たちはアレコレと纏っていて、しかもそれにいろんな着色があったり情報があったりするから纏っているものが余計に重荷になっている。- 「もっともっと軽快になっていいんだ!」
不要で不敵なものばかりを集め、知らず知らずのうちに背負い纏ってきたのではないか?
モノだけでなく、コトや人なども背負いすぎてきたし纏いすぎた。
学生のころに『天路歴程』(The Pilgrim's Progress—John Bunyan)を読んだ。主人公は天の都を目指す道中で人間の様々な様相に遭遇しそれらを知り、最後に背負っている荷物を降ろし輝く表情を見せた。知ったうえで背負っているモノを降ろし、軽快になったのだ。
アヒㇺサー(非暴力・不殺生)というルールのもと、人はもっと自由でいいし、お互いが輝く魂同士として孤独であっていい。『お互いのイキイキとしたエネルギー・光が調和している』という感じでつながっていれば、それで必要十分なのかもしれない。見せかけのメッキのような繋がりはかえって重荷だ。本来は孤独であることをもっと理解していくのだ。真の繋がりを回復していくのだ。だからこそ、
- 瞑想していこう!
- 本当の自分を知っていこう!
- 不要な衣や重荷は放棄し軽快になっていこう!
- 属しているものから自由になっていこう!
- 孤独になっていこう!
- みずからが輝く生き方に専念していこう!
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