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そして寂静の道を実践すべきである








『ウッタラジャーヤー』(抄) 第10章 木の葉 10・36より

完全に安らかになった覚者は、村にあっても町にあっても、自制者として遊行すべきである。そして寂静の道を実践すべきである。ゴーヤマよ、貴重な機会を無駄にす べきではない。

 

〈沈思黙考〉

そして寂静の道を実践すべきである

〈応用・適用・活用〉

静寂の道を実践していこう!自らのカルマを少しでも克服していき、穏やかで平安で平和な空間を自分の周りにつくっていこう!そのためにも
  • 自制者として遊行するべき
である。自分を自制しながら精神的にも肉体的にも遊行するのだ。精神的な遊行は、
  • とらわれないこと
  • 変化や移ろいをそのまま観ること
などだろうか。たとえば怒りの感情に囚われないようにすることや、喜びに過度に浸らないことなどだ。そして肉体的な遊行は、
  • 必要とされているところへ赴きそこでやるべきことをやること
といったことだろうか。私の場合は、ヨガや瞑想が必要な人のもとへ赴きそこでともに学びあうことだ。
このように遊行し自分のやるべきことを全うしていくためにも
  • 生活をととのえ(=自制し)ていこう!
  • ととえた自分を、遊行を通じて役立てていこう!
  • みずからをととのえ遊行していくためにも、自分のカルマを知っていこう!
  • 知った自分のカルマは少しでも良いから放棄していこう!
  • そして、カルマを放棄した自分を生かして、静寂の道を実践していこう!






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