『ウッタラジャーヤー』(抄) 第1章 修行 1・15より
自己は調御されるべきであるが、自己の調御は難しい。自己を調御した人は、この世でもあの世でも幸福である。
〈沈思黙考〉
馬を自在に操る御者のごとく自己を調御した人は、あの世でもこの世でも幸福である。
〈応用・適用・活用〉
自己を調御(「ちょうご」)した人、つまり意馬心猿な自己を自在に制御し正しい道へと導ける人は、あの世でもこの世でも幸福である、つまり永遠に自由で平和だということ。五感の反応に惑わされず、カルマに左右されずにしっかりと自分をあるべき場所、進むべき道へ導けるようにしていくこと。そのためにも
- 自己教化
が必要だ。まずは
良い習慣を修得すべきである(1・7)
そして、
- 良き師に従う
- 良き教えに従い実行する
ことだ。さらに、
- おしゃべりであってはならない
- 意味のないことは避けるべきである
- 賤しい人々との交際や笑いや遊びを避けるべきである
などといったことが必要だ。また、
- 乗り馴らされていない馬が鞭を待つように、人は何度も何度も先生の言葉を待つべきではなく、鞭を見ている駿馬のように、人は悪いことを避けるべきである。つまり、受け身ではなく自ら学び得る姿勢を持てということ
- 心が従順であること
- 機敏であること
- 荒々しい言葉を避け品ある言葉を使うこと
- 品ある立ち居振る舞いを常にすること
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