『スーヤガダンガ』第1篇 第4章 婦人と関わりをもたないこと 第2節4・1・19より
このように、彼は彼女たちに対する奴隷状態――彼女たちと住むこと、深い関係になること――は、避けるべきである。なぜなら非難されるべき行為を導くこの愛欲が、彼女たちから生ずるのだ、といわれるからである。
〈沈思黙考〉
奴隷状態は避けるべきである
〈応用・適用・活用〉
他人を奴隷のように扱う者は避けるべきである。そういう者は自分の欲望を満たす道具として他人を利用するからだ。他人を奴隷のように扱う者の特徴は、たとえば、
- 見事な果物を持ってきて(4・2・4)
- 私の足に塗布して(4・2・5)
- 私の服をきれいにして(4・2・6)
- 丸薬を手渡して(4・2・7)
- うちわを見つけて(4・2・10)
- 牛舎を手に入れて(4・2・13)
など、
- 『得る』
という願望を実現するために奴隷たちのように命令することだ。こうしたことを通じて享楽という沼に足が引きずり込まれてしまう。
私自身もこれまでにいろんな人にすり寄られてきた(その中にはヨガの大先輩もいた)。最初は善良なことや私に有益なこと、あるいは知恵ある言葉をかけてくるが、ふたをあけると私からいろんなことを盗もうとしたり私を奴隷のように利用しようとする魂胆が顔を出した。また、他の仲間を利用しようとしている魂胆が顔を出している場面にも遭遇した。何かモノを売りつけるのが目的の人もいた。けれど、そういう人たちはやがて自然と離れて距離を置くようになっていった。あるいは、私のほうから離れていった。
決して私が優れているわけではなく、ただ、私に目的地や取り組む姿勢というか目指しているところがある程度明確にあるからだ。その重要性を教えてくれた人(たとえばある牧師さんなど)や先人の教えのお陰だし、プレークシャー瞑想を通じて出会った国内外の方々、僧たちのお陰だ。
逆に下心や魂胆のない、単純に学びあいたい人だけが残る。そういう人たちと学びあっていけばよいと思っている。だから、
- 引き続き目的地を明確に持って活動していこう!
- 決して相手を奴隷扱いしないようにしよう!
- 見返りを求めないようにしよう!(ただし対価はそうではない)
- 執着しないようにしよう!
- 以上を高め強めるため、勇気をもって放棄し、瞑想して本当の自分と嘘の自分をより明確にしていこう!
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