『アーヤーランガ』第1篇 第1章 武器を知り抜いたうえで放棄すること 第5節1・5・3より
上方、下方、水平方向、前方で固執しながら、もろもろの色形(ルーパ)に対し、そして諸々の音に対しても固執する。これが世間であると解き明かされている。色形や音というここで、無知ゆえに防ぎ護られていない者は、繰り返し感官の対象を味わい、曲がった行いをし、放逸になったままで、家に住まいかねない。
〈沈思黙考〉
色や形、つまり物質的なものに固執している者は無知であり、ゆえに真の意味で防ぎ護られていない。こういう者は感官の対象を味わう、つまり欲望に操られているので、曲がった行いをし放逸になったままで、家に住まいかねない、つまり肉体をまとったままで魂は自由になれない。
〈応用・適用・活用〉
人は必要以上に欲しがるとさらに他のものも欲しくなってしまいがちだし、それが手に入らなかったり誰かに奪われたりすると悪感情が働き、さらには暴力へとつながりかねない。逆に、モノがないことが欲や執着を減少させ余計な感情も呼び起こさず、実は自由への道なのだと知っていくことで不安は解消し、真の意味で防ぎ護られていることになるのだ。だからこそ、「それは本当に必要なのか?」と自分に問うていこう!必要以上のものを手に入れてそれが他の本当に必要としている人に渡らくなってしまうという類の暴力を慎んでいこう!
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