『アーヤーランガ』第1篇 第1章 武器を知り抜いたうえで放棄すること 第4節1・4・2&1・4・3より
火の世界の武器に通暁している者は、武器ではないものに通暁している者である。武器ではないものに通暁している者は、火の世界への武器に通暁している者である。
常に自制し、常に努力し、常に不放逸な勇者たちは、打ち克った末にこの以下のことを看破した――放逸で感官の対象を求める者は、いいかね、「警杖」であると言われる。そのことを知りぬいたうえで放棄した後、叡智ある者は「かつて私が放逸ゆえになしたことを、今やなすことはない」と決意する。
〈沈思黙考〉
武器について通暁している者、つまり自分が無意識的にも意識的にもなしてしまっている暴力について知りつくしている者は、武器でないものについても知り尽くしているし、逆もまたしかり。
知り尽くすためには欲望に関係している感覚器官をはじめとした自制をし、努力し、自分の不放逸、つまり欲望のまま勝手気ままにふるまっている自分に打ち克ち、武器とそうでないものを理解したらそれを放棄し、「今やなすことはない」と決意することだ。
〈応用・適用・活用〉
自分は無意識的にも意識的にも常日頃暴力をふるってしまっているということを有無を言わさず了解することがまずはスタートライン。そのうえで意識的な暴力に気づき、さらに瞑想・日常生活・哲学などの繰り返しと循環によって無意識的な暴力にも気づくようにしていこう!気づいたら不放逸な自分を懺悔し、放棄し、「今やなすことはない!」と決意し次へ進んでいこう!
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