『アーヤーランガ』第1篇 第2章 世界制覇 第3節2・3・6より
いいかね、黙考する修行者はこのことを知らせた。この者たちは輪廻の激流を渡らない者たちであり、激流を渡ることはない。この者たちは岸辺に行くことがない者たちであり、岸辺に行くことはない。この者たちは向こう岸に行くことがない者たちであり、向こう岸に行くことはない。そして、受容されるべきものを受容した後で、そういう受容されるべき場所にとどまらない。知るべきことに通暁しない者は、虚ろなものを得てそういう場所に留まる。看破する者にとっては、教えられなければならないようなことは存在しない。しかし、愚者は落ち込み、欲望の対象を容認し、苦を鎮めておらず、苦しむ者として、諸々の苦しみだけの渦のあいだをへめぐる。
〈沈思黙考〉
知るべきことに通暁しない者は、虚ろなものを得てそういう場所に留まる。つまり、モノやコトに執着し同じ過ちを繰り返す渦のあいだをへめぐり苦しみ続ける。
〈応用・適用・活用〉
落ち込み苦しみ同じ過ちを繰り返すのは、知るべきことに通暁していないからだ。知るべきこととは、諸行無常であり、また諸行無常を知らずに欲望の対象に執着し振り回されている自分である。日々自分自身を3種のレベルでチェックすると良い。
●身…どんな行動パターンを繰り返しているか?
●口…どんな口癖があり繰り返しているか?
●意…どんな心のパターンや妄想のパターンを繰り返しているか?
苦しみの渦から抜け出すために、以上を念頭に気づきのある生活を送っていこう!
↓テキストブックはこちら↓
『ジャイナ教聖典選』(国書刊行会)
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
ふくヨガ~自分が自分の医者になる冥想ヨガ~ 文京区・池袋・厚木・茅ヶ崎・秦野・御殿場・Zoom
https://www.fukuyogamedita.com/
SNS
Facebook pageFacebookTwitterInstagramYouTube(ヨガ)Youtube(プレークシャー瞑想)
コメント
コメントを投稿